活動報告
2006年10月06日観月会
秋の七草で彩られた境内では、一人ひとりの席に違う言葉の書かれた折り敷き、観月会の小誌、記念品が準備されており、抹茶とお菓子の接待を受けました。あいにくの曇り空の中、観月会は六時の鐘の音を合図に開宴、金田御住職の挨拶も『無月の観月会ですが私の頭でもご覧下さい』というすてきなジョークで始まりました。「うさぎの布施」の朗読によって、身施(お金を使うことなく、体を使って布施をすること)の深い意味を教えていただきました。時と場所によってこんなにもお話が心に染み渡るのだなあ…とつくづく感じました。45分が経った頃、突然月齢13.6日の待宵の月が登場。10分の休憩で思ってもみなかった本当のお月見も堪能させていただきました。
続いて虫の音の響く中座禅を行い、こだわりを持たない心になり、自然と自己との一体感を味わいました。
その後、打弦楽器奏者 斉藤浩氏のハンマーダルシマーとツィンバロンのすばらしい音色の演奏を聴かせていただきました。ハンマーダルシマーが日本でも昔「夜雨琴」と呼ばれ楽器として在ったとお聞きし、なぜ日本ではやらなかったのだろうかと不思議なほどの魅力を感じました。
演奏後は、月見膳で舌鼓を打ち、心もお腹も大満足なひとときを過ごさせていただきました。ご接待頂きましたお寺の皆様、また女性会のお役の方々のおかげで、本当に有意義な楽しい時間を気持ちよく過ごさせていただきました。ありがとうございました。
(交流委員会)